2007-01-01から1年間の記事一覧

ドングリ虫、ふたたび 〜月寒公園〜

暑かった2007年の夏が終わり、豊平区の月寒公園はすっかり秋になりました。 (左)初秋の月寒公園 (右)コナラの木には青いドングリが (撮影2007/9/11) 【 昨年、ドングリ虫は・・・・】 昨年の11月7日、『どんぐりころころ、「こんにちは」と言ったのは…

地震予報士の誕生は何時〜FM三角山〜

今回ご紹介する場所は、コミュニティーFM放送局のさっぽろにしエフエムほうそう、通称三角山放送局(FM三角山)です。FM三角山では、CoSTEPが制作している「かがく探検隊コーステップ」を毎週土曜日18時から放送していますので、読者のみなさんもぜひ…

コーヒーの香りの向こうには・・・ 〜旧小熊邸〜

もいわ山ロープウェー乗り場の近くに、旧小熊邸が静かにたたずんでいます。 この建物は、北海道帝国大学(現 北海道大学)農学部の小熊捍 博士の邸宅を移築・再建したものです。 緑の中に佇む旧小熊邸(2007/4/30 撮影) 小熊博士は、現在の北海道大学理学部…

 札幌に春を告げる水しぶき〜大通公園西三丁目〜

雪に埋もれていた大通公園もすっかり雪がなくなりました。札幌市中心部の東西に延びるこの公園内では、ベンチ、花壇、そして噴水と春を迎える準備が急ピッチで進められています。大通り公園には、壁泉一カ所と噴水五カ所があります。壁泉とは、ビルや庭など…

 開拓使の星、札幌の星 〜札幌 時計台〜

札幌の古い建物を訪ねて歩いていると、赤い星のマークがついた建物に出会うことがあります。札幌時計台もその一つです。 札幌時計台の星のマーク 同じ星のマークは、旧北海道庁(赤レンガ庁舎)や豊平館、サッポロファクトリーにも見られます。これらの建物…

今日はエイプリルフールですね。様々なメディアでユーモアにあふれたセンスのよい「ウソ」の記事が書かれていると思います。 今日は番外編として、「さっぽろサイエンス観光マップ」のスタイルで、「ウソ」の記事を私も書いてみようと思いました。 うっかり…

 都心の雪は、都心で融かす〜都心北融雪槽〜

JR札幌駅北口駅前広場で、「融雪槽等表示板」という看板を見かけたことがある人はいませんか。実は、この付近一帯の地下には、雪を融かすことができる融雪槽があります。都心北融雪槽と呼ばれるもので、平成10年2月から使用されています。常時稼動している…

さよなら、「ガスタンク」 〜北海道ガス 工場跡地〜

【なくなった大きなタンク】JR札幌駅から東へ向かう列車に乗ると、発車してほどなく右手に大きな黄緑色のタンクが見えてきます。札幌へ戻るときは、車窓にこのタンクが見えると札幌駅が近づいたことがわかります。子供のころから何度も見ていて、列車の旅と…

謎いっぱいの地底世界「根圏」 〜北大第一農場〜

◆第一農場にある、コンクリートで区切られた珍しい畑 北海道大学の札幌キャンパスには、夏の間、たくさんの観光客が訪れます。クラーク博士の像を見た後で、次に向かうのが、ポプラ並木です。数年前の台風でかなりの被害を受けましたが、それでも、多くの観…

鉄筋とコンクリートのいい関係 〜札幌市資料館〜

大通公園の西の端、テレビ塔の正面に札幌市資料館があります。 札幌市資料館の外観 (2007/2/26 撮影) 札幌市資料館は、もともと控訴院(裁判所)として建築された建物です。 現在、裁判所機能は移転し、資料館には札幌市や裁判に関する資料展示室や、 市民が…

水の恩恵ここにもあった〜茨戸川のワカサギ釣り〜

札幌北部を流れる茨戸川は、冬期間(1月〜3月上旬)に厚い氷で水面が覆われる場所があります。そこでは、多くの釣り人が氷に穴を開けてワカサギの穴釣りを楽しんでいます。ワカサギは成魚になっても15cm程の小魚で、湖や汽水域*1に生息しています。天ぷら…

なぞの音を追え! 〜北海道大学 低温科学研究所〜

筆者には、日ごろからちょっと不思議だと思っていたことがありました。 北海道大学近くを走る道路、ちょうど北20条(通称ななめ通り)付近を通りかかると、 時々機械のような、楽器のような音が聞こえることがあるのです。 あたりをよく見てみても、音を発す…

FISノルディックスキー世界選手権大会がやってくる! 〜 白旗山競技場、札幌中島体育センター 〜

(白旗山競技場) (札幌中島体育センター) 2/22から3/4の11日間にわたって札幌にFISノルディックスキー世界選手権大会がやってきます。 ノルディックスキーとは、ジャンプ、クロスカントリーと、この二つを組み合わせたノルディックコンバインド(複合)の…

 単なる単位の簡単物語〜JR札幌駅〜

札幌駅の南側に気温を表示する大きな電光掲示板があります。 筆者は通勤で毎朝この前を通ります。冬や夏には、朝から見るのも嫌になるような気温が表示されることもありますが、街中や道路沿いの気温表示は、路面が凍結しているかどうかの目安として、特に冬…

 何度も利用、どうでしょう 〜平岸高台公園〜

【巨大なスロープでできた公園】 地下鉄南北線の南平岸駅で下車、改札を出て左側の出口から坂をのぼるとHTB(北海道テレビ)の社屋が見えてきます。屋上のキャラクターを眺めながら駐車場の縁を左折すると、平岸高台公園にぶつかります。 いたってシンプルな…

 雪まつりを楽しむ際にちょっと考えて欲しいこと  〜さっぽろ雪まつり大通り公園会場〜

1月のさっぽろ雪まつり大通り会場では、雪まつりの目玉とも言える大雪像製作の真っ只中です。 (取材協力:日本氷彫刻会札幌支部氷彫会 2007年1月26日撮影) こちらの大氷像では、角氷ひとつ当たり約100kgあるため、写真のように重機を使って下から順に積…

 高く上がれば気圧は下がる ポテトチップスを持っていっテイネ! 〜手稲山ロープウェイ山頂駅〜

スキーシーズンの冬、サッポロテイネスキー場に行ってきました。ロープウェイに乗ると手稲山の山頂近くにある山頂駅に行くことができます。そこは標高約1000mの場所です*1。札幌のような大きな都市のすぐ近くに1000m級の山があるのは日本国内において珍しい…

 いろいろな昆虫がいるのはどうして?〜札幌市北方自然教育園〜

札幌市北方自然教育園は、札幌市南区白川の豊平川の北側・硬石山の西側にあります。ここには、約5ヘクタールの敷地に学習館・昆虫館や体験農場や果樹園・観察林などがあり、自然観察や作物の栽培体験などができる施設です。園内にある昆虫館は、240平方…

 開拓時代を映す赤い色〜北海道庁旧本庁舎〜

地下鉄南北線さっぽろ駅10番出口を出て、大通り公園に向かって南に歩いていくと、右手にレンガ作りの大きな建物が見えてきます。これが、北海道庁旧本庁舎です。別名「赤レンガ庁舎」と呼ばれて、札幌市民にも親しまれています。 (赤レンガ庁舎全景: 2006…

防災の基本は理解と備えから〜札幌市民防災センター〜

地下鉄南郷7丁目駅1番出口のすぐそばに、平成15年3月にオープンした札幌市民防災センターがあります。この施設は、火災・震災に関する展示や模擬体験を通して防火・防災に関する知識と災害時に必要な行動を学ぶことができます。防火・防災に関する知識をさ…

お米のサラブレッド、「おぼろづき」。もう食べましたか?〜北海道農業研究センター〜

クラーク博士の像が建つ羊が丘の一角に、北海道農業研究センターがあります。ここ(当時の名称は、北海道農業試験場)で育種され、2006年秋から一般に販売され始めたお米が「おぼろづき」です。 おいしいお米の代名詞であるコシヒカリに負けないおいしさであ…

 北極の未来は・・・ 〜円山動物園〜

銀世界の円山公園に、冬でも元気な動物の姿を観察できる、円山動物園があります。 ここで飼育されているホッキョクグマのピリカは、12月14日に1歳になったばかり。まだまだ子グマです。 鮭をほおばるピリカ (2006/12/15撮影) 筆者が訪れたときは、ち…