アメダス 〜札幌管区気象台〜 


 地下鉄東西線西18丁目駅から歩いて5分のところに、札幌管区気象台がある。天気予報などに出てくる札幌の気温などは、ここで観測されたものである。



  • 写真 右の塔がレーダー、左の塔は気象台の隣にある札幌開発総合庁舎のものである(撮影:2006/1/24)

−3/22追記−
 写真のレーダーは以前は気象レーダーとして使っていたそうなのですが、現在は気象レーダーは手稲山に移っているそうです。今は写真のレーダーで気象観測用の気球(風船)の追跡をしているそうです。


 天気予報でおなじみのアメダスは、全国各地で地上での気象状況を観測するシステムである。観測装置においてデータ(降水量、風速・風向、気温、日照時間、積雪)を自動的に観測し、本庁のコンピュータへ自動的にデータを送るようになっている。名称のアメダス(AMeDAS)は気象庁のホームページによると、"Automated Meteorological Data Acquisition System"の略で、日本語では「地域気象観測システム」である。


  • 写真 玄関前に並んだ観測機。データは自動的に本庁へ転送される(撮影:2006/1/24)


 札幌管区気象台においても、気象データを観測している。各観測機がデータを取得し、10分毎に気象庁の本庁(東京)のコンピュータへデータを転送している。データのサンプリングレートは機種ごとに10分より細かいため、10分間の平均値が転送されている。札幌管区気象台は有人の観測所であるが、通常は無人の観測所をアメダスと呼ぶそうである。近くでは、手稲山口に無人の観測所があるとのこと。


  • 写真 降水量を観測する装置の中身(撮影:2006/1/24)


 札幌管区気象台では平日の昼間に見学することができるが、予約が必要である。詳細はリンク先のホームページで見ることができる。また見学では「気象観測」以外にも、「地震火山」や「天気予報」などについて説明してもらうことができる。詳細は札幌管区気象台業務課広報係と調整が必要である。

【公式サイト】
札幌管区気象台
http://www.sapporo-jma.go.jp/

気象庁アメダスの概要について
http://www.data.kishou.go.jp/inform/amedas.html

(文・写真・図:宮下友則) 最終更新:2006/3/21 ver. 2.0