さよなら…豊羽鉱山

札幌に鉱山があることを知っていますか?


定山渓温泉から札幌国際スキー場、朝里峠へと続く道道1号。
そこから分岐した道道95号を西へ進みます。


すると山のあちこちから湯気が上がっているのが見えてきます。
山腹にはさまざまな建物がならんでいます。
ここが豊羽(とよは)鉱山です。


地下は最も深いところで600m下まで掘られています。
そこは海面より低い深さです。

  • 豊羽鉱山本山(もとやま)の建物。左の丸屋根の建物が選鉱場*1。付近にはかつて住宅、学校、商店、スキー場からプールまであり、鉱山町としてにぎわった (撮影:2005/12/04)


実は、2005年2月現在、
日本で操業している主要金属鉱山*2豊羽鉱山と、鹿児島県の菱刈鉱山だけです。

そしてここ豊羽鉱山では、
さまざまなものの原料となる金属が掘り出されて来ました。

*1:【選鉱場】掘り出した鉱石から、必要な成分が含まれている部分をより分ける場所。

*2:【主要金属鉱山】金属を主な産出物として操業している鉱山。

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